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2010年4月29日木曜日
次へ
歩く町の町民のもつ、町を巡り、会い、描く、という行為。
その意味を保ち、町役場を消してゆくこと。
そこに歩く町の次は在るし、そこから次なる日常が見えてくる。
我々は、もう一度歩き出すための準備を始める。
終わらない
出会った関係は終わらない。
町を歩き続けたゆえのその人たち。
普段の町を隣町として描くこと。
それは町役場がなくてもできるかもしれない。
別れよう
その大きな町役場から。
普段の町に対して、我々の場所として働いたその町役場から。
普段の場所で普段のようにいながらそうではないという、ライブな在り方
に向けて、我々はいま町役場から別れよう。
2010年4月26日月曜日
役場に
次々と人集まる
町役場は
隣人が集まる場所になっている
2010年4月25日日曜日
いつからか
そこに人がいるのは当たり前になった。
2010年4月24日土曜日
出会い歩く
歩く町は動きながら出会い続ける。
常連さんも数多い。
町に町がある
歩く町の町民は、家とともに隣町にでむく。
家はそこにいるという印。
町中の子育て支援スペースのなかに町民がいる
日課として
歩く町の朝。
昨日の隣町での体験を、
レポートに書き記す。
午後までに隣町の日報を印刷し、
隣町の人に歩く町の町民の日々を配り歩く。
2010年4月22日木曜日
ただ大胆に
町を歩くということを続ける。
ここにいる
町に、町を持って関わる。
歩く。
夜は町にもどり、一日をふりかえる。
町役場の仕事
歩く町の町役場で、
隣町のレポートを書く。
2010年4月20日火曜日
夜
町役場に人が集まり、隣町の話で
盛り上がる。隣人の建物には、昼に歩いてきた履歴が映し出されている。
道で会う
家をみて声をかけられる。
そこから会話が始まる。
ある人は、役場をみたことがあって、これあそこにあったやつだよね?と
話しかけられたりもする。
漬物屋さんで
隣町日報と、漬物数種類の交換がおこなわれた。
2010年4月19日月曜日
歩く
その町の小さな家は町民とともに隣町へと歩き出す。
家の中には、隣町の様子を記す
「隣町レポート」と呼ばれるノートと、それをまとめた「隣町日報」が
はいっている。
2010年4月18日日曜日
歩く町の町役場
町の中に、歩く町がある。中心には町役場があり、人がいる。
町役場の朝
歩く町がある。まわりには隣町がひろがっている。
歩く町の中心にある町役場で昨日の出来事をまとめる仕事が進む。
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歩く町
アーティスト北澤潤による徳島市中心市街地でのプロジェクト
町の中に小さな町があらわれる。小さな町の家は、人々とともに歩き出す。
普段の町とあらわれた町が出会い対話すること。その「歩く町」の営みは、いつもの日常を隣町の出来事として描きあげる。
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